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2026.09.30

MOTUL 300V RACING KIT OIL 2376H

イラン情勢の緊迫化およびホルムズ海峡の混乱に伴う原油・石油製品の流通悪化は、

エンジンオイルの価格高騰や供給不足を引き起こしています。

特に、レース用は入手しにくい状況です。

JP-SPORTで使用していますオイル、MOTUL 300V RACING KIT OIL 2376Hも例外ではありません。

PLUS MOTOの車両にも、このオイルを使用しています。

このオイルについて、よく質問されるので書いてみます。

最初はこのオイルを使用していませんでした。

A社、B社、C社、いくつも試した結果、このオイルを使っています。

低粘度だからよく回るのは当たり前、パワーが上がるのは当たり前、

低粘度だからエンジンに良くない、価格が高い、色々な評価を耳にします。

悪い評価だけ書きだしましたが。。。

「油性」と「粘性」

「2376H」は、たださらさらなだけでなく、最先端技術(特殊なエステルなどの添加剤)によって、

薄くても強靭な油膜を金属表面に張り付かせています。

一般的な高性能オイル(通常のMOTUL 300Vシリーズなど)の粘度指数が160.0〜186.0程度であるのに対し、

この「2376H」はそれを遥かに凌駕する安定性を誇っています。

粘度指数は「257.0」という驚異的な数値です。

CBR250RRでサーキットを激しく攻め立てる際、他の低粘度オイルや粘着性を売りにしたオイルでは、

高回転・高負荷時の強烈な「せん断(ミッションギヤによるすり潰し)」に耐えきれず、

シフトフォークやドグの噛み合いが弾かれて「ギア抜け」を多発させることがあります。

しかし、2376Hは、超高回転域の過酷な圧力下でも油膜切れを抑え、ギア抜けを抑制できます。

実戦においても変速時のトラブルを軽減、ライダーが走りに100%集中できる高い信頼性を誇ります。

優秀なオイルですが、使用方法を間違うと思うようなパフォーマンスが得られなかったり

エンジンを壊してしまう事もあります。

使用時間、オイルフィルターの交換等、しっかり管理する事も重要です。

オイルが劣化する3大原因
• 燃料希釈
• 原因:レースで高回転・高負荷走行を続けると、ピストンリングの隙間から未燃焼のガソリンがクランクケース内へ吹き抜けます。
• 影響:混入したガソリンがオイルを希釈するため、もともと低い粘度がさらに低下します。これにより油膜が保てなくなり、メタル焼き付きやパーツの摩耗リスクが急激に高まります。


激しい「せん断」による分子の破壊
• 原因:CBR250RRのエンジンは、サーキット走行時に14,000rpmを超える超高回転に達します。また、バイク特有の「ミッションギアによるすり潰し」も同時に行われます。
• 影響:オイルの粘度を保つためのポリマーが、ギアやピストンの強烈な圧力でズタズタに切断(せん断)されます。結果として、粘度が保てなくなり、水のようにシャバシャバになってしまいます。


過酷な熱による酸化とベースオイルの揮発
• 原因:レース中のエンジン内部は、公道走行とは比較にならないほどの超高温・高酸素状態にさらされます。
• 影響:オイルが急激に酸化して本来の潤滑・保護性能を失うだけでなく、超低粘度成分の一部が熱で蒸発し、オイルの質そのものが変化してしまいます。

このオイルの使用時間は2~3時間です。

それ以上の使用はおススメできません。

PLUS MOTOの場合は3時間までに交換しています。

オイルフィルター
フィルター内には、劣化した古いオイルが残ります。2376Hをせっかく新品にしても、フィルターを換えないと「ガソリンで希釈され、せん断された超シャバシャバの古オイル」が即座に混ざり、新品オイルの粘度性能を100%発揮できなくなります。毎回交換がおススメです。

PLUS MOTOではオイル交換ごとには交換してません。 3回に2回みたいな感じです。

毎回ではないが、毎回に近い。って感じです。

この使用方法で、エンジントラブルは起こっていません。

メタル、カムシャフト等へのダメージですが、大きな問題はありません。

カムシャフトは、超高回転のなかでバルブを押し下げるために、メタルとは異なる過酷な環境にありますが

こちらも、問題はありません。

絶対に壊れないとは言えませんが、現在まで、壊れた事はありません。

でも、MFJカップで優勝した事はありません。

優勝しないと、パーフォーマンス高くないやん。。。って思いますもんね。

優勝できるように頑張ります。

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